とある、よく晴れた日。従業員から一通のメールが届いた。「東海オンエアの一番くじ引いてきてくれません?」話を聞けば、現場確認に行った際に近くのコンビニで東海オンエアの一番くじがあり、いくら引いても目当ての物が当たらないようだった。僕はすぐさま一番くじが売っているコンビニを探した。一店舗目・・・無い。見つけるまでご飯は食べるべきじゃないと思う。と言われ腹が立つが、ここは従おう。二店舗目・・・無い。腹も減り、本当に存在しているのかも怪しくなってきたが、見つけるまでご飯禁止の十字架を背負った僕は、ついにナビを屈指し、売っているコンビニを目指す。三店舗目・・・無い。そろそろいい加減にしてほしい。腹が減っている。僕は店員さんに声をかける。「ありますよ」なに?もしや、人気過ぎて奥にしまっていたのではないか?先ほどの2店舗も本当はあったのではないか?そんなことはどうでもよい。僕はくじを4枚引いた。どうだ。これが僕の実力だ。「これでご飯食べれるわ」C賞を引き当てたことを自慢するため、従業員に電話をした。「え~すごい!!C賞!!…でも私はコップが欲しかった」なんなんだ、この子は。自分ではステッカーしか引けなかったくせに。僕はC賞、フィギュアだぞ。何度引いてもステッカーしか当たらず落ち込んでいて可哀想だから4回も引いたというのに。そんなこんなで自分の仕事を済ませ、事務所に戻ると、早くよこせと言わんばかりの笑みで僕を待つ従業員。「ありがとうございます!これは家に飾ります!ほんとにうれしい!!!」ふんっ、可愛い奴め。お礼に、と、僕が割った携帯のガラスフィルムを注文してくれていたので仲直りすることとしよう。ついこの間、推しのアーティストのグッズ集めでチョコレートを大量に買わされた僕が、また彼女の圧に負けて一番くじを探し回ってしまった。次は何を買わされるのか、はたまた歩き回らせるのかは、彼女の気分次第。終わり。